コラム
浅煎り、中煎り、深煎りはなに?その定義及び基準、焙煎段階(焙煎分類)まとめ:よくある質問 Q&A
2019.08.22

 

よくある質問シリーズです。お客様が分かりやすくするため,コーヒー豆を浅煎り、中煎り、深煎りで分類しているロースターリーが多いと思います。 ところがこの分類法の基準はロースター同士でも異なり,同じ豆を見てAロースターリーは中煎り,Bロースターリーは浅煎りだということもあります。  だからお客様が紛らわしくするのは当たり前なことです。  

その理由で浅煎り、中煎り、深煎りの定義及び基準はは何なのか,いろんな焙煎段階(焙煎分類)を通してまとめてみます。

 

目次

1、浅煎り、中煎り、深煎りとは?

2、浅煎り、中煎り、深煎りのそれぞれの特徴は?

3、浅煎り、中煎り、深煎りを分ける明確な基準は何?

 

 

1、浅煎り、中煎り、深煎りとは?


豆の焙煎度合いの呼び方です。 焙煎が進行すればするほど、浅→中→深煎りの順で変化します。焙煎時間が長くなるほど焙煎が深くなります。一般的には、浅煎りなほど酸味が強くなり、深煎りになるほど苦味が強くなります。

 

酸味や苦味といったコーヒーの味の違いは生産国によって生じる差より、焙煎度合いによって生じる差の方が大きいです。

 

 

2、浅煎り、中煎り、深煎りのそれぞれの特徴は?


浅煎り

  • 色:明るい茶色
  • 硬さ:非常に硬い。手動式ミルで豆を挽くのはなかなか難しい。
  • 特徴:酸味が強く、香りが魅力的です。 概してフルーティーで、紅茶のようなテイストを持っています。 苦味が弱いので、普段コーヒーが苦くて飲めない人も楽しむことができます。

 

中煎り

  • 色:茶色
  • 硬さ:両指でつまんで強い力を加えれば壊れる。
  • 特徴 : バランスのとれた味です。適度な酸味、気持ち良い甘み、適度な苦味が調和しています。 その豆が持っている多様な味を、最大限楽しむことができます。

 

深煎り

  • 色:暗い茶色
  • 硬さ:すぐ壊れる。
  • 特徴:苦味がメインです。酸味は弱いです。 コンビニのコーヒーやイタリアのエスプレッソの味に近いです。

 

 

3.浅煎り、中煎り、深煎りを分ける明確な基準は何?


実は、統一された基準はありません。 いろいろな分類法があります。多くの分類法があるため、異なる分類基準を使う人同士では、誤解を招いたりすることもあります。

 

では、一体どんな分類基準があるのでしょうか。

 

 

1)3段階分類(日本で最も多く使われている)

 

  • 浅煎り
  • 中煎り
  • 深煎り

 

2)6段階分類法(北米や欧州地域で使われている)

 

  • シナモンライト
  • ミディアム
  • アメリカン·ライト
  • ハイ·アメリカン·ライト
  • フルシティ
  • エスプレッソ

 

3)8段階分類法(日本で多く使われている)

 

  • ライト
  • シナモン
  • ミディアム
  • ハイ
  • シティ
  • フルシティ
  • フレンチ
  • イタリアン

 

4)SCAA式8段階分類法

 

  • very light
  • Light
  • Moderately light
  • Light medium
  • Medim
  • Moderately dark
  • Dark
  • Very dark

 

5)Agtron number(アグトロン 番号)の色度値分類(SCAAも利用)

Agtron number とは、Agtron 社で作られた「分光光度計」を用いて算出された色度測定値のことです。#95-#25の間の数字を使って表現します。

 

 

 

ここまでの分類基準を、表でまとめてみましょう。


 

3段階

北米 6段階

日本 8段階

SCAA 8段階

Agtron

浅煎り

シナモンライト

ライト

Very light

#95

シナモン

light

#85

ミディアム

ミディアム

Moderately light

#75

中煎り

アメリカン·ライト

ハイ

Light medium

#65

ハイ·アメリカン·ライト

シティー

Medium

#55

フルシティー

フルシティー

Moderately dark

#45

深煎り

エスプレッソ

フレンチ

Dark

#35

イタリアン

Very dark

#25

     

※「ライト」「ミディアム」などは、異なる基準で同じ単語を使うこともあります。 紛らわしいので注意してください。

 

※各々の分類方法は、基準が少しずつ異なるのであくまで参考用にのみに使用してください。

 

※分類をされる際は、このうちどれか一つを選んで自分の基準にしてください、Cotteaはアグトロン方式をお勧めします。(色度測定計の購入が必要です)

 

同じ国のコーヒー豆を異なる焙煎度合いで体験してますか?


下記の商品の生産国は全てエチオピアです。焙煎度合いによって変わる特徴を経験してみてください。

浅煎り:A-1(ここをクリックすると購買リンクに移動)

 

中煎り:A-3(ここをクリックすると購買リンクに移動)

 

深煎り:D-1(ここをクリックすると購買リンクに移動)

 

 

 

 

 


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